小さな子どもがいる家庭のための“やさしい防災”ガイド。

小さな子どもがいる家庭のための“やさしい防災”ガイド。

災害はいつ起こるかわかりません。特に小さな子どもがいる家庭では、日頃からの防災準備がとても大切です。でも、「防災グッズをたくさん揃えなきゃ」とか「難しいことをしなきゃ」と思うと、かえって大変に感じてしまいますよね。そこで今回は、小さな子どもがいる家庭でも無理なくできる、やさしい防災のポイントをご紹介します。

 

1. 「普段使い×備え」でローリングストックをはじめよう

防災食の準備と聞くと、特別な保存食を買い揃えるイメージがありますが、実はいつも使っている食べ物や飲み物を少し多めに買っておき、使った分を買い足す「ローリングストック」という方法がおすすめです。例えば、子どもが好きなレトルト食品やパックジュース、おやつを多めに買い置きし、普段の食事に取り入れながら管理しましょう。

これなら賞味期限切れの心配も少なく、子どもも慣れた味で安心です。特にミルクや離乳食は、普段から多めにストックしておくと安心ですね。

 

2. 防災グッズは「使いやすさ第一」

小さな子どもがいると、防災グッズの使い勝手がとても重要です。例えば、簡易トイレは使い方が簡単で臭いを抑えるタイプを選びましょう。停電時に役立つ懐中電灯やランタンは、子どもでも扱いやすい軽量でスイッチが押しやすいものが理想的です。

また、子どもの肌はデリケートなので、消毒用アルコールやウェットティッシュは低刺激タイプを選ぶと安心です。

 

3. 家族で「避難場所」と「連絡方法」を決めておこう

災害が起きたとき、家族みんながバラバラになってしまうことがあります。普段から避難場所や集合場所を決めておき、子どもにもわかりやすく伝えておくことが大切です。緊急連絡先は、携帯電話のほかに紙に書いて持たせるなど、いくつかの方法で共有しておきましょう。

 

4. 防災訓練を遊び感覚で取り入れる

防災訓練は堅苦しいものと思いがちですが、子どもと一緒に楽しくできる工夫をしましょう。例えば、避難用バッグを一緒に準備したり、防災グッズを見せて「これはこんな時に使うんだよ」と教えたり。ゲーム感覚で「お家で防災クイズ」をしてみるのも効果的です。

 

5. 心のケアも忘れずに

災害は子どもにとって大きなストレスになります。普段から、家族で話をしたり、安心できる時間を作ることが心の備えにつながります。もし避難生活になっても、お気に入りのぬいぐるみや絵本を持参すると子どもの気持ちが落ち着きやすいです。

 

まとめ

小さな子どもがいる家庭の防災は、「特別じゃなく、普段の生活の延長でできる準備」がポイントです。ローリングストックで普段から備え、防災グッズは使いやすさを優先し、家族で避難計画を話し合い、楽しく防災意識を育てましょう。心のケアも忘れずに、子どもと一緒に安心できる備えをすすめてくださいね。

 

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